[関田育子] プロフィール 

 

 

2019年に演劇ユニット[関田育子]として団体を設立。

俳優の身体と劇場の壁や床が、

観客にとって等価に見える“広角レンズの演劇”

を提唱し、その実践として演劇作品の創作を行っている。

2023年『micro wave』で「かながわ短編演劇アワード2023」⼤賞・観客賞を同時受賞。


「広角レンズの演劇」

 

「広角レンズの演劇」とは、

俳優の身体と劇場の壁や床が観客にとって等価に見えることを目指し、

その結果、生活の中で有用性のもと規定された物事や他人との距離感、

あるいは物事に対する遠近法を一度解体し、

観客の新たな視線を構築する演劇作品をつくる試みである。

 

 

上演を通じて観客が獲得する新たな知覚は、

観劇時だけでなく、生活の中で一般化や固定化された

「価値判断」を省みる契機に繋がると考える。